車内のどこに盗聴器は設置される?車で盗聴器が多く仕掛けられる場所
- 2019/9/6
- 盗聴器の調査
車内のどこに盗聴器は設置される?車で盗聴器が多く仕掛けられる場所
盗聴の危険を感じる場所は自宅やオフィスなど屋内だけではありません。
家族が一緒に出かけるときや通勤に使っている自家用車、会社で営業に使っている社用車など、移動する車に盗聴器が設置されるケースがあります。
実際に、盗聴器発見業者でも車に盗聴器が仕掛けられていないか調査するのは珍しいことではありません。
では、車のどこに盗聴器が設置されるのか、盗聴器を車内から見つけるコツについて一緒に解説したいと思います。
車内のどこに盗聴器は設置されるのか
まずは、車内のどこに盗聴器が設置されるのか、車内という限られたスペースの中で盗聴器を仕掛けることができるのかについて解説したいと思います。
盗聴器を仕掛ける場所を選ぶ条件として「目立たない場所」というがあります。
人の目に触れない場所、または滅多に人が近づいたり物を出し入れしない場所に盗聴器が仕掛けられます。
自宅など屋内なら、テレビ裏に隠れたコンセントだったり、天井に備え付けられた照明器具の中などが「目立たない場所」となります。
では、車の場合はどうでしょうか。
車内は家屋などに比べて狭い空間ですが、盗聴器を隠して設置できる場所はあります。
車内で盗聴器が設置できる場所は少し候補を挙げただけでこれだけあります。
車検証を入れているグローブボックスは、次の車検を行うまでの数年間開けないという人もいるのではないでしょうか。
また、車内の掃除は滅多にしない、前に座席下を掃除したのは何時なのかわからないという人のいるのでは?
車に盗聴器を仕掛ける人は、車内の様子を観察して「ここなら盗聴器を仕掛けても見つからない」と当たりをつけて盗聴器を仕掛けます。
それに最近は、車の様々なインテリアが販売されていて、車自体にも収納スペースを多く持つ車種も増えています。
SUVやミニバン、ワンボックスカーだけでなく軽自動車の車内にも盗聴器を設置できる場所は沢山あります。
そのため、自分の車に盗聴器が仕掛けられていると心配な方は、自分の車の隅々まで把握して、盗聴器を仕掛けることができるスペースがないか把握することが大切になります。
車に仕掛けられる盗聴器の種類
盗聴を心配して、盗聴器が仕掛けられていないか、グローブボックス等をくまなく調べて、盗聴器が見つからなかった。
自分の車に盗聴器は仕掛けられていなかったと、安心したかもしれませんが、まだ安心するのは早いです。
何故なら、盗聴器は見た目が盗聴器だと分からない物が沢山あり、素人の目では盗聴器を見分けるのが難しい場合もあるのです。
車に設置される盗聴器は主に2種類あります。
- デジタル式盗聴器(改造携帯電話)
- ボイスレコーダー
デジタル式盗聴器とは、携帯電話を改造して連続通話が可能な状態にした物です。
一時期流行ったプリペイド携帯などが改造されてデジタル式盗聴器として使われるケースがあります。
また、最近は格安スマホを使った盗聴の危険もあります。
遠隔操作アプリをインストールしたスマホを車に仕掛けて、離れた場所からスマホを操作して、外部音声を録音するといった盗聴もあります。
そして、車に仕掛けられて発見が最も難しい盗聴器はボイスレコーダーです。
ボイスレコーダーは家電量販店などで手軽に購入することができ、ボイスレコーダー本体の大きさもUSBメモリほどの大きさの物まであり、車内の限られたスペースに仕掛けるのにうってつけです。
しかも、ボイスレコーダーの中にはボールペンやキーホルダー、ライターなどの外見に偽装したタイプもあり、偽装されたボイスレコーダーは盗聴器に関する知識を持ち、それらの偽装された盗聴器を見慣れた者でないと見分けるのは難しいです。
車に仕掛けられた盗聴器を発見するのは困難?
車内に盗聴器が仕掛けられる場所、その仕掛けられる盗聴器の種類について解説しました。
自分の車に盗聴器が仕掛けられていないか調べたいという方は、盗聴器が車のどこに仕掛けられるのか、どんな盗聴器が仕掛けられるのかを知ることで、盗聴器を見つけることができるかもしれません。
ただし、絶対に盗聴器を見つけられるとは限りません。自分の想像もしない方法や場所に盗聴器が仕掛けられている可能性もあります。
自分で車内を調べてみて、まだ盗聴の心配があるという方は、盗聴器発見のプロに任せるのも方法のひとつではないでしょうか。