浮気の誓約書、浮気を防止するために書く内容とは?

浮気の誓約書、浮気を防止するために書く内容とは?

一度浮気をされたら、もう一度相手を信じるのは、かなり難しいことです。
また浮気をするんじゃないか、という思いは、一生付きまといます。

そういった猜疑心から逃れるため、また、相手にもう二度浮気をさせないための方法に、浮気防止の誓約書を書いてもらう、という方法があります。

今回は、浮気防止の誓約書に書くべき内容と、誓約書を作成する際の注意点について簡単に解説していきます。浮気防止の誓約書について知りたい、というパートナーに浮気されて心を痛めている方は、本記事をぜひ参考にしてみてください。

浮気防止のための誓約書に書くべき内容とは?

まずは、浮気防止のための誓約書に書くべき内容について確認していきましょう。

1.浮気をした事実の確認

まずは、浮気をした事実の確認をしておきましょう
いつから始まって、いつ終わったのか、どのくらいの頻度であったのか、相手は誰(名前、住所、連絡先)だったのか、浮気はどのように行われていたのか、肉体関係はあったのか、など細かく記載しましょう。

2. 浮気をしたことに対する謝罪

浮気したことに対する謝罪の言葉も書いてもらいましょう。
パートナーが、「浮気したことを悪いことだと認識している」とわかる文面が必要です。

3. 今後の禁止事項

今後、浮気を繰り返さないための禁止事項を書いておきましょう。

浮気相手との接触禁止や連絡先削除、関係の解消についてはもちろん、そのほかの人に関しても、不貞行為は絶対に行わない、密室に男女ふたりで入らない、密会しない、異性が出会い目的で集まる場所には出向かない、など、細かい禁止事項を設けておきましょう。

4. 今回の浮気に対するペナルティ

今回の浮気に対するペナルティも明記しておきましょう。
たとえば慰謝料を支払う、休日の行動を制限する、スマホにGPS機能つきの浮気防止アプリをインストールする、スマホにロックは絶対にかけずにこちらが望んだらいつでも通話やLINEを開示すること、などが例として考えられます。

5. 再度浮気をした場合のペナルティ

再度浮気をした場合のペナルティにもしっかり言及しておきましょう。多いのはやはり慰謝料の支払いです。

たとえば、一回密会したら慰謝料50万円、と決めておけば、それだけで浮気の抑止力になります。
また、離婚したい場合は協議離婚にすぐに応じることや、子供がいる場合には親権を手放すことなども明記しておきましょう。

子供がいる場合、月々の養育費の支払いなども含めて記載しておくと離婚時にもめずにケリがつきやすいので便利です。

浮気防止の誓約書を作成するときの注意点とは?

次に、浮気防止の誓約書を作成するときの注意点についても確認していきましょう。

浮気防止の誓約書を作成するときの注意点とは?

1. 手書きの必要はないけど…

浮気防止の誓約書は、パソコンで作成しても問題ありません。
ですが、署名だけは手書きで行いましょう。また、印鑑は、実印を使用するようにしましょう

2. 現実味のない過剰なペナルティを書くと誓約書が無効になる可能性がある

せっかく誓約書を作成しても、たとえば浮気を一回でもしたら死んでもらう、とか、1億円、とか非現実的なペナルティを記載している場合、「もとからペナルティを科す気はなかった。冗談ととられてもしかたがない」と解釈されてしまうため、誓約書が無効になる恐れがあります。

ペナルティは現実の感覚に即したものにしておきましょう。

3. インターネット上のテンプレートを使用する場合、内容の確認と必要に応じた改変をする

インターネットには、多数の浮気防止の誓約書のテンプレートが存在します。
テンプレートはあくまでテンプレートにすぎませんから、個々人の内容に合わせてカスタムして使用しましょう。

4. 公正証書・私署証書の認証を受けておく

今回の浮気のペナルティとして金銭の支払いを約束している場合、誓約書が書けたら公正証書にしておくとよいでしょう。
もし約束した期日までに支払いがないときに、裁判をせず強制執行をすることが可能になります。

ただし、公正証書化をする意味があるのは、あくまで「今回の浮気のペナルティとして金銭の支払いがある場合」のみです。

それ以外の場合で誓約書の信用性を高めたい場合は、公証役場で公証人に認証してもらい、「私署証書」の認証手続きを取ると良いでしょう。

さいごに。浮気の誓約書は浮気防止に一定の効果あり!

今回は、浮気防止の誓約書を作成するときに記入する内容と注意点について解説してきました。
誓約書の作成について詳しいことが知りたいとか、今度浮気されたら即離婚する予定だから、自分に有利になる誓約書を作っておきたい、という思いが強い場合は、弁護士などの法律家に相談してから作成するのも一案です。

法テラスなどでは、収入制限はありますが、無料で相談に乗ってくれる場合もあります。
浮気は、夫婦関係を壊し、離婚の理由として正当に認められるものですから、浮気防止の誓約書を作成することは、夫婦関係を守るためのひとつの方法だとも考えられます。
自分のストレスや不安を減らすため、ひいては夫婦関係を守るために、誓約書の作成を考えてみてはいかがでしょうか。

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