探偵に向いている資質とは?探偵は危険で体力が必要なのかを解説
- 2020/7/21
- 興信所とは
探偵に向いている資質とは?探偵は危険で体力が必要なのかを解説
探偵と聞くと、ドラマや映画をイメージするかと思います。
それはみなさんが日ごろの生活の中で、探偵と関わる機会がほとんどないからでしょう。
きっと、イメージする探偵の仕事は危険が伴うものに違いありません。
実際に、探偵の仕事に危険が伴うのか、探偵に必要な資質とは何か?ここでご紹介したいと思いますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
探偵の仕事は危険?
みなさんがイメージするように、探偵の仕事って危険なのでしょうか?
まず、犯罪に巻き込まれる危険性があるかと言うと、基本的に「ノー」です。
その理由は探偵業法という法律に定められているように、犯罪につながるような依頼を探偵は受けてはいけないと決まっているからです。
この法律は消費者を守るものですが、同じく探偵を犯罪から守る法律でもあります。
探偵業法によれば、差別行為や暴力団に関わる調査、DV行為、ストーカー行為などにつながる可能性がある調査を行ってはならないと定められています。
業務中知らず知らずのうちに法律に触れてしまうことがないよう、探偵事務所では一人一人の探偵に対し、徹底した指導を行わなければなりません。
次に、事故などに遭う危険についてですが、これも「ノー」です。
探偵は尾行などで長距離運転する場合がありますが、その場合でも適度に休憩を取りながら複数で交替しつつ運転するため、事故の危険性は低いと言えます。
映画やドラマのように高速で追跡することもなく、実際は対象となる車にGPSをつけ追跡することがほとんどです。
GPSをつければ対象者の居場所が分かるため、無理な追跡行為を行うことはありません。
探偵に必要な資質
探偵に必要な資質はこのようなものが挙げられます。
忍耐力
まず、探偵に必要な資質として、忍耐力があります。
張り込みを行う際、いつやってくるか分からない対象者を長時間ずっと待ち続けることは日常茶飯事です。
同じ場所でずっと対象者を見張り続けることは精神的にも、肉体的にもかなりハードに違いありません。
さらに、尾行の際も長距離歩いたり、時には走ったりする必要があります。
暑い夏の日も寒い冬の日も、雨や雪、台風の日も依頼があれば尾行や張り込みをしなければなりません。
集中力
尾行や張り込みを長時間行うのはかなり忍耐力がいる上、万が一対象者を逃したり、見つかったり、周辺住民に不審者に間違われたりする危険性があります。
そのため、常に集中力を維持し続けられるかというのは探偵にとって必要な資質です。
コミュニケーション能力
また、探偵は依頼者からの相談に対してもきちんと応対しなければなりません。
探偵として将来独立すると決めているなら、どんな依頼者にもきちんと対応できるコミュニケーション能力は必須です。
相談に乗る際、相手の気持ちになって話を聞き、その中から真実を見極める力が必要で、コミュニケーション能力がなければ務まりません。
さらに、聞き込み調査などを行う場合もうまく話を聞き出さねばならないので、コミュニケーション能力だけでなく外交的な資質も必要になってきます。
体力
探偵に必要な資質として、体力は外せません。
精神的な体力だけでなく、肉体的な体力が備わっていないと探偵を続けることはできません。
歳を取れば取るほど体力は低下し尾行中に対象者を見失う可能性が高くなります。
そのため、会社員など一般的な仕事の人以上に、探偵は常に体力をつけておかねばならないため、日ごろからトレーニングや健康管理には人一倍気を配る必要があります。
たとえば、スポーツジムに通ったり、ちょっとした距離も歩いて移動する、休みの日にランニングする、エスカレーターやエレベーターはなるべく使わない…など、を行っている探偵は多いです。
こういった日ごろからの努力がいざという時に役立つわけですね。
秘密を守る
人の情報を誰にでも話したり、内緒事を他人に話してしまう人は探偵には不向きです。
探偵は日ごろから個人情報を扱う仕事ですので、口が固く、慎重な人ほど向いていると言っていいでしょう。
目立たない
探偵に必要な資質として目立たないというのも外せません。
きっとあなたの周りにも目立つ人がいるかと思いますが、そういう華やかな人ほど探偵に不向きです。
探偵は目立たない見た目でないと、対象者に一目で覚えられてしまい調査が不利になったりします。
そのため、見た目が普通で体格も普通…という人が向いています。