探偵との契約で多いトラブルとは?興信所トラブルを防止する方法
- 2019/7/23
- 探偵の選び方
探偵との契約で多いトラブルとは?興信所トラブルを防止する方法
探偵事務所への依頼を考えたこと、ありますか?
妻や夫の浮気疑惑や、大切な人が行方不明になってしまった場合など、トラブルに巻き込まれたとき、探偵事務所への依頼を初めて考える、という人も多いでしょう。
ほとんどの人は、探偵事務所との契約に関しては初心者です。
そのために、何を注意すればいいのか分からず、広告が目立つ探偵事務所と契約してしまい、のちのち、「ぼったくられた」「悪徳探偵事務所だった」「想定していた成果が得られなかった」と後悔することも多いのです。
今回は、そういった探偵との間のトラブルを防ぐために、よくあるトラブルとトラブルを防ぐ方法を簡単にご紹介していきます。
探偵事務所との契約を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
探偵との契約でよくあるトラブルとは?
まずは探偵とのよくあるトラブルを確認しておきましょう。
1. 契約を強要するトラブル
みなさんは、探偵にどうやったらなれるか、をご存知ですか?探偵は、国家資格ではありません
そのため、探偵業法に基づいて、届け出さえ出していれば、誰でも探偵事務所を始めることが可能なのです。
そのため、警察のOGOBや、探偵スクールを出たばかりの人が、探偵事務所を開業するのはそこまで難しいことではありません。
難しいのは、探偵事務所を始めることではなく、お客さんを継続的に獲得すること、利益を上げ続けることです。
探偵事務所は、いつもお客さんの取り合い状態です。
みなさんのなかには、電車の吊り広告やテレビCMで探偵事務所の宣伝を見たことがあるという人もいらっしゃるでしょう。
探偵事務所は、それほどまでにお客さんをつかもうと必死なのです。
広告宣伝をすることは、事業として当たり前のことですが、稀に顧客獲得のための活動がいきすぎてしまうことがあります。
事務所を訪ねてきたお客さんに対して重大な説明をすっとばして、強引に契約を結んでしまう、というケースもあるのです。
もし意に沿わない契約を強引な勧誘に負けてしてしまったという場合は、ただちにクーリングオフを行いましょう。
クーリングオフとは、一定期間の間に限り、一方的に契約を解除できるという法律です。
2. 調査料金の返金トラブル
次に多いのが、料金関係のトラブルです。
というのは、探偵事務所の料金は、全国一律で決まっているわけではないからです。
時間制のところや、定額パックのところなど探偵事務所によって料金形態は異なります。
ここでは、時間制の料金の探偵事務所を例にとってみましょう。
たとえば、時給1万円の調査員が2名で、毎日5時間5日間にわたり浮気調査を行なったとします。
その場合、探偵事務所に支払う料金は、2名×1万円×5時間×5日間=50万円プラス諸経費です。仮に、5日間調査を予定していたけれど、3日目に浮気の証拠がばっちりとれたとします。
そうすると、2名×1万円×5時間×3日間=30万円プラス諸経費と20万円も料金が安くなるはずです。
ですが、契約書でそういった料金の形態をしっかり明記していない場合、「もともと50万円の予定だったから50万円全額支払ってもらいます」などと言われてしまう場合もあります。
調査の進み具合に伴う料金変更やキャンセル料などに関して、事前に合意が取れていない場合、トラブルに発展しがちです。
料金に関しては、事前にしっかりと説明を受け、契約書に明記しておくことが望ましいと言えるでしょう。
3. 調査失敗のトラブル
高い調査料金を支払ったのに、成果がまったくなかった、というケースもありえます。
そういった場合、料金を支払いたくないと感じるのが人情でしょう。
調査が失敗した場合はどうなるのか、については事前にしっかり確認しましょう。
4. 調査詐欺のトラブル
悪徳探偵事務所に引っかかってしまった場合、調査をまったくしていないのにしていると見せかけて調査料金をぼったくられるケースがあります。
悪徳探偵事務所にひっかからないように探偵事務所の吟味が必要です。
さいごに。探偵とのトラブルを防ぐ方法と注意するポイントとは?
さいごに、探偵とのトラブルを防ぐ方法についてみていきましょう。
1. 探偵事務所選びを慎重にする
探偵事務所はいくつか比較検討し、説明をしっかりうけ、見積もりや実績を出してもらってから選びましょう。
2. 契約書をしっかり確認する
契約書はしっかり確認しましょう。
とくに途中解約やキャンセル料について明記されていることを確認しましょう。
3. トラブルになりそうなら弁護士に相談する
トラブルになりそうなら弁護士に相談しましょう。
担当の弁護士がいる場合は、探偵との間で結んだ契約書を確認してもらいましょう。